インカゼブログ - 中風博客

興味のあるものを紹介していきます

Lightworks beta - キャプション(字幕)を挿入する

Lightworks Betaには動画中に文字を挿入する機能は標準装備されていませんのでDebugmode WAXという外部ソフトを使用します。これはLightworksと連携し動画に様々なエフェクトを追加できるものです。このソフト、文字以外のさまざまなエフェクト挿入もできるスグレモノです。

1. 字幕画像の作成

文字をそのままWAX上で追加するText 3Dという機能がありますが、これは残念ながら日本語フォントをサポートしていません。そこで他のソフトで文字の画像を作り、WAX経由でLightworksに取り込むという方法をとります。PNGフォーマットで文字画像を作成します。(GIFファイルは対応していないようです)画像編集にgimpを使いました。文字部分以外は透明にする必要がありますので注意が必要です。

gimp_png_gen

2. WAXプラグインの起動

WAXをインストールした後Lightworksから呼び出します。特定エディットのタイムライン上の”Effects…”→Video:Plug-ins→”WAX Plugins”を選択すると、正常にインストールされていればWAXの画面が起動します。

Lightworks画面でWAXを起動する

 

MediapoolからAdd media filesのアイコンをクリックし1で作成した画像を選択します。

追加されたpngファイルをタイムラインの中にドラッグアンドドロップします。pngファイルが追加されました。”HostMededia1”が動画ファイルを表しています。この追加されたpngファイルを1番上に(HostMedia1より上に)ドラッグアンドロップしてみましょう。これでpngファイルが最上面に来たことで文字が表示されます。タイムラインの帯を伸ばすことで表示時間を延ばすことができます。

Debugmode WAX画面

“Close WAX”ボタンを押すと編集が反映され、Lightworks画面に戻ります。

Quick 3Dを使うとこんなふうに字幕の拡大、移動ができます。

httpv://www.youtube.com/watch?v=i_s4SqZDZMg

キャプション挿入くらい標準で実装して欲しいな、というのが本音ですがこれには有料→オープンソース化に伴う大人の事情があるようです。早く実装されると良いですね。素材にはGoPro HD HERO2  WVGA撮影を使用しました。