Boottimerで起動しない時はマザーボードのボタン電池の交換が有効かも
Boottimerの自動起動が失敗する場合はボタン電池の交換が有効かも、という記事です。
最近、Boottimerで電源OFFからの起動ができなくなることが多くなりました。この現象はランダムに発生していました。Boottimerはタスクトレイのプログラムからシャットダウン時に内蔵時計を書き換えているそうなので、設定を変更後にBIOSから内蔵時計をチェックすると時刻が変わっているのが正常な動作となります。というわけで試してみたのですがここは正常に変更されており、問題なくBoottimerは作動していました。他の要因だろうと思い内蔵のボタン電池を交換しました。これが原因だったようで、その後は順調に起動してくれています。
はじめはエラーログを見てもよくわからなかった。
なぜこのようなトラブルが起きたのか解明しないと気が済まない性分なので、BIOS時計からのアラームの起動時の信号のやりとりについて調べようと思ったのですが、見当たりませんでした。(Wikipediaに内蔵時計について少し記載がありました)おそらく原因はこのようなところでしょうか。
BIOS内蔵時計から設定時刻にPCへ起動の信号を出している。
↓
ボタン電池が、内蔵時計は稼働できるけれども起動信号が出せない程度に電圧降下
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PC起動しない
今思えば電源ONしない現象がランダムに起こるのも電源周りの不安定さが原因となれば納得がいきます。実際に使い古した電池をテスターで電圧を測ったところ2.8V。定格3Vの新品電池は3Vを若干超える程度でしたので、やはり若干消耗しているのだろうということが分かります。
このボタン電池の交換作業中にひとつ問題になったのが、電池交換後に起動しなくなってしまったこと。以前BIOSのアップデート時にCMOSクリアした時は問題なかったのですが今回は電池交換→CMOSクリア後にPCがどうやっても起動しない。WEBで調べてみたところ、電源はもとよりPCIやUSB機器を抜いて「数日間放置」が有効とのことで、ボード類を外せるだけ外し1日待ってみたところ、無事BIOS起動しました。
原因がはっきりとせずもやもやした状態ですが、とりあえずトラブル解消です。