インカゼブログ - 中風博客

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Lightworks - ゲームパッドを微妙な位置調整に便利なコントローラーとして使う

Lightworksウェブサイトでは映像編集に特化したコントローラーが市販されています。

くるくる回しながらタイムラインを調整するのでしょう、一度でいいので実物に触れてみたいと思います。(しかしちょっと高い・・・)とはいえ十年前の環境ではいざ知らず現代には優れた入力機器が容易に入手できる環境にあります。今回はたくさんのボタンを装備したジョイパッド・・・ゲーム用途で使われますがこれをLightworksの編集に応用しました。

Lightworksを使っていて特にストレスフルなのは、微妙な調整、たとえばエフェクトのConfigureのバーを0.1単位で動かすなどの微調整です。とりわけプラグインDebugmode WAXのピクセル単位での調整はつらいです。WAX上のスライダーバーのことをスケルトンスライダーバーと勝手に呼んでいます。このスライダーできるパーツは表示されないのですが実際は設定値の周辺を左右にドラッグすると値が変わるという謎の仕様です(^^; )実物は下のムービーでご紹介しています。これがクセモノで、サイズや位置、透明度調整などであらゆるところでピクセル単位の移動が難解になってしまっています。数値による入力もできますが直感的ではなく、またマウスでは微調整ができません。そこでこれを解決しようと考えました。

ジョイパッドはこちらを使用しました。エレコムJC-U2812F

そしてJoytokeyというソフトウェアを使用します。これはジョイパッドにマウス操作をエミュレーションさせることができるものです。これでマウスボタンの左クリックと、マウスのゆるりとした移動をコントローラーの1番のボタンに割り当てます。このボタンをWAXの”スケルトンスライダーバー”の上で押すと、値が小さい方へ(スケルトンスライドバーは画面向かって左側へ)移動します。

Joytokey_setting_2

Joytokeyの設定。"ボタン1"にマウス左ボタンと、1ピクセル左へ移動する動きを割り当てた状態。同様にして"ボタン4"には1ピクセル右移動を割り当てます。

下のテストムービーではLightworksから呼び出したWAX上で、重ね描きしたpngファイルの透明度をTrack PropertiesのOpacityの値を動かしながら変更しています。一定量だけスライダーを動かせるようになったので、WAX上での微調整がすごく楽になりました!

[embed width="631" height= "620"]http://www.youtube.com/watch?v=LBp9YhsZZ7U[/embed]

このジョイパッドですが、全部で12個ボタンがついています。あと10個あまっていますので・・・他にもLightworksの機能を割り当てると便利そうですね。