マウスを使わないWEBブラウジング – キーボードでオール操作可能なSleipnir 2
キーボードだけで操作できるウェブブラウザーが欲しい!という方へこの記事をオススメします。
長い間メインのブラウザにSleipnir 2を使っています。プラグイン、カスタマイズ機能が充実しているのですが私にとって一番ポイントが高いのは、マウスを使わずキーボードだけで操作ができる点です。スクロール、ウィンドウサイズの変更、ページ内検索、リンククリック、google検索など全てキーボード上で完結するのでキーポジションを崩さなくていいのです。以下に各特長をご紹介します。
1. Hit-a-hintでリンクへの移動→クリックが自由自在
リンクは通常マウスでクリックするもの、なのですがSleipnirではHit-a-hintという拡張機能(User Extention)を使ってキーボードだけで操作ができます。(これはFirefoxの拡張をトレースされたものとのこと。)
画面に表示されたリンクにアルファベットを割り振り、アルファベットを押すことでそのリンク先に移動することができます。これは便利!"ツール”→”オプション"→”キーボード”→”Hit-a-Hint”にCtrl + D同時押しを割り当ててショートカットキーで呼び出して使っています。
九五八らぼさん作成です。インストール、設定方法はこちらを参考に。
Ctrl + Dでウィンドウに表示されているリンク付ワード全てにアルファベットが割り振られます。
移動したいリンクのアルファベットを入力すると、フォーカスがそのリンクに移動します。
2. ページ内検索
検索ボックスへの移動にはたとえば”Ctrl + S同時押し”などのショートカットキーを割り当てることができます。検索したキーワードがリンクになっておりリンク先をクリックしたい!というときは、上記のHint-a-hintを使ってもよいですが、もう一度”Ctrl + S”→”TABキー”→”Enter” と押すとクリックできます。
3. ウィンドウの調整もすべてキーボードだけで
Ctrl + スペースで下にスクロール、Shift + Ctrl + スペースで上にスクロール、タブ間の移動(アクション名:次のウィンドウ、前のウィンドウ)はもちろん、フルスクリーンのON/OFF(全画面表示)、画面の分割(左右に並べて表示)もキーボードショートカットに割り当てられます。
4.検索バーからさまざまな検索エンジンに直接アクセス
アドレスバーの隣にある検索バー。”Alt + S”キーを同時押しでこのバーにフォーカスを移動できます。検索するのにいちいち検索エンジンのトップページを開くのは面倒です。このバーにキーワードを入力しEnterを押すと、検索エンジンの結果のページを直接表示します。Google検索だけでなく、はてブ、Sleipnirの履歴、Twitterを検索したりツイートだって可能です。この機能については以下のエントリーに詳しく書いていますのでこちらをご覧ください。ホント便利です!
キーボードだけでSleipnirを操作 - 検索バーを活用する
5. はてなブックマーク登録画面を1クリックで表示
ブックマークはてブに集約しています。閲覧中のページのはてブ登録画面に移動するショートカットです。
まずHatena Bookmarkerをインストールしておいてください。
キーボードショートカットの登録画面で、”HatenaBookmakerAdd”という項目が増えていますのでそこにショートカットを割り当てることで使えるようになります。
なお最近の仕様変更によりサブウィンドウで表示するとキーボードで追加を押せなくなっていますので、ブラウザのステータスバーに出てくるはてブアイコンを右クリック→”設定”→”ブックマーク時のウィンドウの動作”→”新しいウィンドウで詳細画面を開く”を設定しておくのがおすすめです。
なおこの記事はSleipnir Ver. 2.X.X の紹介です。実は既にSleipnir 3.0 がリリースされているのですがこういった機能を実装していないので、乗り換えられずまだ2.X.Xを使い続けています。早く搭載されないかなあ。